栃木県透析懇談会では、透析医療に関わる医療スタッフによる勉強会・講演会などを随時開催いたします。

栃木県透析懇談会からのお知らせ

講習会やセミナーなどのお知らせ他、さまざまなご報告ご連絡を発信して参ります。

施設紹介③
医療法人社団 深澤クリニック

▲施設外観 ▲透析室の様子 ▲待合室 ▲患者さんと一緒にラジオ体操

透析センターの紹介

当院透析センターは開院して約1年が経過します。
これまで数多くの方々のご尽力により当院透析センターは順調に成長しており、透析を利用する患者さまも増加傾向となっております。
透析センターは新館2階でエレベーターを降りると広い待合室があります。座りごごちのよい椅子と観葉植物に囲まれて大画面のテレビをみながら透析開始をお待ちになっていただきます。朝は当院職員とともにラジオ体操をおこなっております。実際の透析は平均4時間の治療時間となっておりますが、透析室の部屋全体の照明を調整しイージーリンスニング調の音楽が常時流れており気分安らかに時間が経過していきます。
当院の透析設備は現在透析装置35台、すべてが逆濾過システムにより自動プライミング、自動返血が可能なものとなっており最新式のものを装備しております。そのうち1台が個人用透析装置、2台が完全個室のものとなっております。On line HDFも可能であり実際に治療に取り入れて稼働しております。月、水、金2クール制をとっており、診療時間内であれば入室時間も患者様の希望に合わせて設定することも可能であります。平成28年度より送迎体制も拡充しより広範囲の地域の患者様に利用していただくように調整しております。
職員内連係に関しては毎回午後からカンファレンスを開いております。患者様の病態把握から始まりその日一日の診療における問題点の整理、解決、そして感染症対策などについて医師、看護師、技師で話し合いを行っております。実際の診療においては病態の変化に応じた体液コントロール、慢性的な鉄負荷を避けたからだにやさしい貧血管理、食事摂取を含めた生活習慣が重要なウェイトを占める血圧およびCKD-MBDの管理目的のためのベッドサイド患者指導、など透析診療において重要な多岐にわたる合併症の予防に努めております。導入時の内シャントの作成は可能でありますが、困難な症例もしくは内シャント閉塞時においては専門医療施設への紹介にて御高診いただいております。また急性疾患および入院が必要なときには基幹病院への紹介をおこなっておりますが、いつもお忙しい中御高診いただきここに御礼感謝申し上げます。

このようにして1年が経過しましたが今後当院透析センターが永続的に地域の透析医療に貢献できますよう努力してまいりますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。